タイトル
バットマン リターンズ(原題:Batman Returns)
概要
1992年のアメリカ映画
上映時間は126分
あらすじ
ゴッサム・シティに潜むギャング集団のトップであるペンギンは、奇形故に自分を捨てた両親への思い、表舞台に立つことを夢見ていた。実業家のシュレックを捕まえたペンギンは、表舞台に立つべく発電所を制圧しようと試みる。
スタッフ
監督はティム・バートン
音楽はダニー・エルフマン
撮影はステファン・チャプスキー
キャスト
マイケル・キートン(ブルース・ウェイン/バットマン)
ダニー・デヴィート(オズワルド・コブルポット/ペンギン)
ミシェル・ファイファー(セリーナ・カイル/キャットウーマン)
クリストファー・ウォーケン(マックス・シュレック)
マイケル・ガフ(アルフレッド・ペニーワース)
パット・ヒングル(ジェームズ・ゴードン)
感想
前作の大ヒットを受けて、監督のティム・バートン、主演のマイケル・キートンらが続投したシリーズ2作目は、前作以上を予算を投じたものの、前作の売り上げを大きく下回ってしまった(それでもヒットしたと言えるくらいの成績は残した)。前作で悪役ジョーカーを演じたジャック・ニコルソンの助言もあり、本作ではダニー・デヴィートが悪役ペンギンを演じている。
奇形児ゆえに親に捨てられたオズワルドがペンギンに育てられ、ずっと地下という光を浴びない世界で生きてきたという悲しい設定は、前作のジョーカー以上にはなかったものを感じる。このキャラクターの描き方などを見るに、監督が心酔していたのは十分に伝わって来る。前作のジョーカーがそれなりの明るさを持っていたのに対し、本作のペンギンは悲しい過去を持った悪役ということもあり、総じて「暗い」という印象を持たれたことも興行成績が前作を下回った要因だろう。何ならバットマンも決して明るくはないし、本作初登場のキャットウーマンも誕生の物語などを見るに決して明るい話ではない。
正義と悪に共通点があるというのはよくある話で、本作ではブルースは少年時代に両親を殺されており、オズワルドは赤ちゃんの頃に親に捨てられその親はすでにこの世を去っているという設定だ。両者に両親はおらず育ての親はいるものの、ブルースはお坊ちゃまでお金も持っておりゴッサム・シティでは知らない者はいない人物である。オズワルドはペンギンに育てられ、今まで世間の注目を集めたことはない。そんな彼が、自作自演で人助けをして成り上がっていくが、善悪の区別すらつかず思うままに行動して墓穴を掘っていく様には悲しいドラマがある。彼はラストで死ぬとペンギンたちが見守る中を水に沈められていくというシーンまである。
前作に比べて興行成績は落ちたが、悪役の描き方やそのドラマは前作以上に見応えがあり、ビジュアル的にも強烈なインパクトがあった。また本作も前作さながらの共通した世界観を有しており、さすがティム・バートンと思わせるものはあるが、やはりアクションシーンはいまいち。
音声解説
①<ティム・バートン(監督)>
監督のティム・バートンによる単独の音声解説。前作と比較した話、CGと実はCGではない場面の話(ミシェル・ファイファーの白目など)、公開当時に受けた批判への反論など聞くことができる。
関連作品
「バットマン(1989)」…シリーズ1作目
「バットマン リターンズ(1992)」…シリーズ2作目
「バットマン フォーエヴァー(1995)」…シリーズ3作目
「バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲(1997)」…シリーズ4作目
「バットマン ビギンズ(2005)」…ダークナイトシリーズ1作目
「ダークナイト(2008)」…ダークナイトシリーズ2作目
「ダークナイト ライジング(2012)」…ダークナイトシリーズ3作目
「THE BATMAN-ザ・バットマン-(2022)」…リブート1作目
「キャットウーマン(2004)」…キャットウーマンを主人公にしたスピンオフ
「ジョーカー(2019)」…ジョーカーを主人公にしたスピンオフ1作目
「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024)」…ジョーカーを主人公にしたスピンオフ2作目
吹替情報
①ソフト版
②テレビ朝日版(1994年12月25日「日曜洋画劇場」※正味105分)※ソフト未収録
※2014年11月29日にWOWOWにてテレビ朝日版の日本語吹替欠落箇所に追加録音したものを放送
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