【作品#0155】オールド・ルーキー(2002)

2000年代

オールド・ルーキー(原題:The Rookie)

2002年のアメリカ映画
上映時間は128分

一度はメジャーリーグに挑戦したが怪我を理由に早々に引退したジム・モリスは学校で野球を教えながら妻子を養う生活をしていた。ある日、本気で投球してみると豪速球を投げられるようになっており、教え子たちから急かされてプロテストを受けることになる。

監督はジョン・リー・ハンコック
音楽はカーター・バーウェル
撮影はジョン・シュワルツマン

デニス・クエイド(ジム・モリス)
レイチェル・グリフィス(ローリー・モリス)
ブライアン・コックス(ジム・モリス・シニア)

35歳という遅咲きでメジャーリーグデビューを果たしたジム・モリスについての物語。実話を元にしており、親子や家族との感動のドラマがあると言えば確かにそうだが、映画としてはかなり平坦である。

 

30代半ばになって突如として豪速球を投げられるようになった主人公。これだけ見ると配給がディズニーであることに妙な納得を得ることはできる。毎晩投げ込みをしていた描写こそあったが、なぜ156キロもの剛速球を急に投げられるようになったかの説明はない。また肩の怪我によりドクターストップがかかっていたのにその心配をする場面もほとんどない。突然力を手にしたスーパーヒーローがその力に驚きながらも周囲から急かされたり協力を得たりしていくというお話である。

 

メジャーで登板するのはわかっているのだから、教え子たちが地区優勝すべく奮闘する様子は前半の長い尺をとるほどのものだったか。かと思えばマイナーリーグ時代の苦労はあっさりとしか描かれていない。高校時代編、マイナーリーグ編と言えるくらいに前後半でぶつ切りになっている印象すらある。

 

夢を諦めないように教え子たちに訴えかけた言葉がそのまま返ってきたり、このままマイナーリーグにいても無駄だと思って帰ろうとすると、自分が受けたインタビューで話した内容をテレビ放送で見て改心したりところはどう見ても安い演出である。父親との軋轢があるにせよ、終始うじうじしている主人公には若干の腹立たしさも覚える。

 

濃い味付けの映画を見た後のお口直しにはちょうど良いかもしれないが、本作だけだと味付けが薄く感じる。

①<ジョン・リー・ハンコック(監督)/デニス・クエイド(出演)>

監督のジョン・リー・ハンコックと主演したデニス・クエイドによる対話形式の音声解説。ジョン・リー・ハンコックがメインで話し、間でデニス・クエイドが入って来たり、ジョン・リー・ハンコックがデニス・クエイドに質問したりという感じである。映画全体の雰囲気作りの意図、本作で目指したこと、子役含む共演者の印象、ロケ地、撮影や音楽の印象など幅広く語っている。

①ソフト版

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