タイトル
X-MEN:ファイナル ディシジョン(原題:X-Men: The Last Stand)
概要
2006年のアメリカ映画
上映時間は105分
あらすじ
大企業の社長ワージントンは、ミュータントの息子を普通の人間に戻すため、治療薬「キュア」を作り上げる。
スタッフ
監督はブレット・ラトナー
音楽はジョン・パウエル
撮影はフィリップ・ルースロ/ダンテ・スピノッティ
キャスト
ヒュー・ジャックマン(ローガン/ウルヴァリン)
パトリック・スチュワート(チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX)
イアン・マッケラン(レーンシャー/マグニートー)
ハル・ベリー(オロロ/ストーム)
ファムケ・ヤンセン(ジーン・グレイ/フェニックス)
ジェームズ・マースデン(スコット/サイクロップス)
アンナ・パキン(マリー/ローグ)
ベン・フォスター(エンジェル)
エレン・ペイジ(キティ/シャドウキャット)
ヴィニー・ジョーンズ(ジャガーノート)
感想
X-MENオリジナル三部作の最後の作品。前2作品を監督したブライアン・シンガーは「スーパーマン リターンズ(2006)」を監督するために降板して、ブレット・ラトナーが監督を引き継いだ。ちなみに、製作費の2億1千万ドルは当時最高額のものとなり、シリーズ最高の4億5千万ドルの売り上げを全世界で記録した。
シリーズの始まり「X-メン(2000)」では、人間をミュータント化する話だったが、その裏返しとしてミュータントを「キュア」で人間化するという話になっている。3部作の最終章として1作目の話を反転させてしっかり終わらせようとしているのは良い。
ただ、お話としての歪さは3部作の中では最も顕著である。2作品を監督したブライアン・シンガーが「スーパーマン リターンズ(2006)」の監督になったことで、シリーズでサイクロップスを演じたジェームズ・マースデンもそちらに引き抜かれ、脚本は大幅に書き換えを余儀なくされたようだ。前作で死んだはずのジーンは生きており、力のコントロールを失ったジーンによってサイクロップスは殺されてしまうという展開になっている。序盤にサイクロップスほどのメインキャラクターがあっさり死んでしまう展開はかなり残念である(しょうがないのは重々承知だが)。
また、マグニートーと共に行動していたミスティークがキュアによって人間になってしまうとマグニートーがあっさり見捨てる展開も違和感がある。プロフェッサーXの死はウルヴァリンらを追いつめる上で重要なエピソードになりえたのだが、プロフェッサーXの死後も割とあっさりとした展開に終始しているのがどこか味気ない。
2作品で積み重ねてきた物語を考えると、ラストの展開はゴールデンゲートブリッジをアルカトラズ島に移動させる展開があったとしてもやや小じんまりしているし、各キャラクターのその後に当たるエピローグもキャラクターによってはやや物足らない印象はある。この物語を105分という上映時間でまとめるにはあまりにも短すぎる(エンドクレジットを除けば実質1時間半ちょっと)。
関連作品
「X-メン(2000)」…シリーズ1作目
「X-MEN2(2003)」…シリーズ2作目
「X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006)」…シリーズ3作目
「ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009)」…「ウルヴァリン」3部作の1作目
「X-MEN:ファースト・ジェレネーション(2011)」…シリーズ4作目
「ウルヴァリン:SAMURAI(2013)」…「ウルヴァリン」3部作の2作目
「X-MEN:フューチャー&パスト(2014)」…シリーズ5作目
「デッドプール(2016)」…「デッドプール」シリーズ1作目
「X-MEN:アポカリプス(2016)」…シリーズ6作目
「LOGAN ローガン(2017)」…「ウルヴァリン」3部作の3作目
「デッドプール2(2018)」…「デッドプール」シリーズ2作目
「X-MEN:ダーク・フェニックス(2019)」…シリーズ7作目
「ニュー・ミュータント(2020)」…スピンオフ
吹替情報
①劇場公開版
②テレビ朝日版(2009年1月11日「日曜洋画劇場」※正味101分)
※2019年5月24日に発売の4K Ultra HD Blu-rayにソフト版/テレビ朝日版の2種類の日本語吹替を収録
音声配信
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