【作品#0509】ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009)

2000年代

ウルヴァリン:X-MEN ZERO(原題:X-Men Origins: Wolverine)

2009年のアメリカ/ニュージーランド/オーストラリア合作映画
上映時間は108分

幼少期にミュータント能力が覚醒したジェームズは兄のビクターとともに1世紀以上を生き延びる。ベトナム戦争で上官殺しをした2人は銃殺刑になるが、再生能力のために生き返り、軍人ストライカーによって編成されたミュータントの特殊部隊「チームX」に2人はスカウトされる。

監督はギャヴィン・フッド
音楽はハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
撮影はドナルド・マカルパイン

ヒュー・ジャックマン(ローガン/ウルヴァリン)
リーヴ・シュレイバー(ビクター)
ダニー・ヒューストン(ストライカー)
リン・コリンズ(ケイラ)
テイラー・キッチュ(レミー・ルボー/ガンビット)
ライアン・レイノルズ(デッドプール/ウェポンⅪ)

「X-MEN」3部作の次に製作されたウルヴァリンの誕生を描いた「ウルヴァリン」3部作の1作目。「X-MEN」3部作からは「X-MEN2(2003)」に登場したストライカーと、ノンクレジットながら終盤にプロフェッサーXが登場し、「X-MEN2(2003)」でブライアン・コックスが演じたストライカーをダニー・ヒューストンが演じている。

 

「X-MEN」3部作からはウルヴァリンとストライカー、プロフェッサーXが登場するわけだが、ウルヴァリンが記憶がないこと、ストライカーにミュータントの息子がいること、時系列的には後に当たる「X-MEN2(2003)」にストライカーが出演しているので死なないことなどは本作を見始める段階で分かっていることである。頭に銃を撃つと傷の回復こそするが記憶はなくなるというところなどはかなりご都合主義的である。「X-MEN」3部作を鑑賞した後に、本作を見たとして物語としてはかなり想像の範囲内で収まっている。

 

また、大金をかけてウルヴァリンを作っておきながら少しでも不測の事態が発生すると「殺せ」と指示を出し、銃を撃ったところで傷は簡単に回復するウルヴァリンに対してストライカー含む人間側があまりにも無策すぎる。「X-メン(2000)」に繋がる物語としてちょっとマッチポンプな話になってしまっている。描きようによればウルヴァリンやウェポンⅪの哀しみをドラマとしてもっと表現できたと思うが、どうも中途半端な仕上がり。

 

ヒュー・ジャックマンらが作品の完成度に納得していないことを表明するのも理解できる凡作。ただ、「ウルヴァリン」シリーズとしては次回作に当たる「ウルヴァリン:SAMURAI(2013)」に比べれば遥かにマシ。

「X-メン(2000)」…シリーズ1作目
「X-MEN2(2003)」…シリーズ2作目
「X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006)」…シリーズ3作目
「ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009)」…「ウルヴァリン」3部作の1作目
「X-MEN:ファースト・ジェレネーション(2011)」…シリーズ4作目
「ウルヴァリン:SAMURAI(2013)」…「ウルヴァリン」3部作の2作目
「X-MEN:フューチャー&パスト(2014)」…シリーズ5作目
「デッドプール(2016)」…「デッドプール」シリーズ1作目
「X-MEN:アポカリプス(2016)」…シリーズ6作目
「LOGAN/ローガン(2017)」…「ウルヴァリン」3部作の3作目
「デッドプール2(2018)」…「デッドプール」シリーズ2作目
「X-MEN:ダーク・フェニックス(2019)」…シリーズ7作目
「ニュー・ミュータント(2020)」…スピンオフ

①ソフト版

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