タイトル
ジュラシック・パーク(原題:Jurassic Park)
概要
1993年のアメリカ映画
上映時間は127分
あらすじ
ジョン・ハモンドはバイオテクノロジーにより恐竜を現代に復活させ、恐竜だけが住む島を「ジュラシック・パーク」としてテーマパークにしようとしていた。
スタッフ
監督はスティーヴン・スピルバーグ
音楽はジョン・ウィリアムズ
撮影はディーン・カンディ
キャスト
サム・ニール(アラン・グラント)
ローラ・ダーン(エリー・サトラー)
ジェフ・ゴールドブラム(イアン・マルコム)
リチャード・アッテンボロー(ジョン・ハモンド)
感想
マイケル・クライトンの同名小説の映画化。全世界で9億ドル以上を売り上げ、当時の興行収入記録を打ち立てた。中でもCGによる恐竜の表現は当時の観客を驚かせ、アカデミー賞では視覚効果賞含む3部門を受賞した。
劇場公開されてから長い時が経過しても、本作におけるCGでの恐竜表現は見事である(実はそんなに多くはないらしいが)。もちろん後のCGの方が凄いのは十分に理解しているが、それでも「これだけ出来たら十分ではないか」と思う。特に不自然な箇所やCGとして古臭い箇所もない。初めて生の恐竜を目撃したアランとエリーの驚く表情と同じようなリアクションを当時の観客もしていたのではないだろうか。リアルタイムで本作を映画館で鑑賞できた世代が羨ましく感じる程である。
また、中盤の大きな見せ場である恐竜が車を襲撃してくる場面はなかなかの迫力で、定番のサスペンス演出でも十分に効果を発揮していると感じる。
本作の人間ドラマのメインはアランの成長である。子供嫌いで子供っぽいオタクなアランが、ハモンドの孫2人を恐竜から守るために奔走し、子供たちと交流することで大人になっていく。ラストのヘリコプターで疲れた子供2人がアランの肩で眠り、アランとエリーが微笑む姿は感動的である。
また、もう1つの人間ドラマは科学者としての葛藤であろう。悪役と思しき男たちは次々に恐竜に食われていくが、事の発端であるハモンドは映画的にはお咎めなしで終わっている。警備システムが機能しなくなったのは産業スパイが直接的な原因だが、ハモンドの倫理観や危機意識の欠如は甚だしい。自分の孫が命の危機に瀕しているのに、自分の夢を諦めきれずにいる姿は科学者故の苦悩にしては共感しかねるものがある。どちらかというと上記のドラマの完結を映画のラストに持ってきているのでハモンドについてのドラマにはもう少しちゃんとした決着をつけてほしかったところではある(それが続編に繋がっているのだろうが)。
後に多くのシリーズ作品が作られていくことになるが、CGのインパクトを含め後の作品群が本作を超えられずにいる印象である。本作も見直すと、人間ドラマの部分にそこまで深みは感じられないものの、恐竜映画としては申し分ない出来であると感じる。何と言っても、監督のスティーヴン・スピルバーグが同年「シンドラーのリスト(1993)」を発表し、アカデミー賞作品賞まで取っているのだから凄いとしか言いようがない。
関連作品
「ジュラシック・パーク(1993)」…シリーズ1作目
「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997)」…シリーズ2作目
「ジュラシック・パークⅢ(2001)」…シリーズ3作目
「ジュラシック・ワールド(2015)」…シリーズ4作目
「ジュラシック・ワールド/炎の王国(2018)」…シリーズ5作目
「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2022)」…シリーズ6作目
「ジュラシック・ワールド/復活の大地(2025)」…シリーズ7作目
吹替情報
①ソフト版
音声配信
Spotifyはこちら
Apple Podcastはこちら
Amazon Musicはこちら
YouTubeはこちら
予告編
取り上げた作品の一覧はこちら


コメント