タイトル
暴走特急(原題:Under Siege 2: Dark Territory)
概要
1995年のアメリカ映画
上映時間は99分
あらすじ
元海軍で現在はレストラン経営をしているケイシー・ライバックは姪っ子との旅行で列車に乗ると、そこにはテロリストらも乗り合わせていた。
スタッフ
監督はジョフ・マーフィ
音楽はベイジル・ポールドゥリス
撮影はロビー・グリーンバーグ
キャスト
スティーヴン・セガール(ケイシー・ライバック)
エリック・ボゴシアン(デイン)
キャサリン・ハイグル(サラ)
モリス・チェスナット(ボビー)
エヴェレット・マッギル(マーカス)
カートウッド・スミス(クーパー将軍)
デイル・ダイ(ガーザ大佐)
感想
後に映画監督として成功するマット・リーヴスが学生時代に書いた脚本が最終的には「沈黙の戦艦(1992)」の続編として採用された作品。ところが、現場ではスティーヴン・セガールが好き放題にセリフを変えてしまっているので、原型がどこまで残っているのかは不明。後にセガール映画=沈黙シリーズという認識は広がったが、タイトルに「沈黙の~」が付けられた初めての作品である「沈黙の戦艦(1992)」の正式な続編にあたる本作には「沈黙の~」という冠が付けられていない。映画の内容的に「電車」を表す言葉を入れる必要があり、それに「沈黙の~」はどうも具合が悪かったのだろう。と言っても本作の電車は決して「暴走」はしない。
前作が「海のダイ・ハード」とまで言われた作品だったが、所詮は巨大な戦艦が舞台で、限定された空間を存分に利用したとは言えなかった。どこで誰が何をしているのかよく分からず、不利な側に立つはずのセガール側がやりたい放題といった印象の映画だった。それに比べ本作では列車内という狭い空間を利用した展開はベタながらも前作以上の工夫が感じられる。
99分という短い上映時間で、余計な寄り道はせずに手早く本題に入ってくれるのは好印象だ。またエピローグもびっくりするくらいに短く、変な演出をしていないところには潔ささえ感じる。
途中に電車から降りるくだりがあったが、あれはなくても良かった。あれのせいで、偶然車を発見して再び列車に飛び乗るというどう考えても不自然な展開がある。そこを除けば普通のアクション映画としても十分に楽しめるスピード感がある。
とはいえ本作は何といってもセガール映画である。本作一番の見せ場はセガールが撃たれてからの名セリフであろう。左肩あたりを女スナイパーに撃たれたというのに、相棒に「弾は貫通した。撃たれたうちに入らない」とまで言うのだ。無敵という以外に何と評すればよいのか。ケイシー・ライバックが列車内に乗っていることがテロリスト側に伝わると、テロリストたちはビビり始め、武闘派マーカスでさえも最後の決闘ではほとんどチャンスを与えられることなく殺されてしまう。
列車の全景を映すショットや列車内を生かした小道具などがもう少しあると列車を使ったアクション映画と言う一種のジャンル映画でもう1ランク上に行けたのではないかと感じるが、セガール映画として見れば上出来の部類だろう。
関連作品
「沈黙の艦隊(1992)」…ケイシー・ライバックが主人公のシリーズ1作目
「暴走特急(1995)」…ケイシー・ライバックが主人公のシリーズ2作目
吹替情報
①ソフト版
②テレビ朝日版(1998年11月1日「日曜洋画劇場」※正味92分)
※2014年12月23日に「吹替の力」シリーズとして発売されたBlu-rayにテレビ朝日版の欠落箇所に追加録音したものを収録
音声配信
Spotifyはこちら
Apple Podcastはこちら
Amazon Musicはこちら
YouTubeはこちら
取り上げた作品の一覧はこちら


コメント