【作品#0186】いぬのえいが(2005)

2000年代

いぬのえいが

2005年の日本映画
上映時間は96分

監督は犬童一心ほか
音楽はS.E.N.S/塩谷哲/coba

中村獅童
佐野史郎
渡辺えり子
伊東美咲
高橋克実
北村総一朗
戸田恵子
佐藤隆太
乙葉
天海祐希
川平慈英
田中要次
小西真奈美
宮崎あおい

7人の監督が合計11のエピソードで作り上げたオムニバス映画。

 

ライトなコメディを見せつつ、最後に感動を持って来るという構成自体に寒気がする。最後のエピソードで泣かせようという魂胆が丸見え。オムニバスってそもそもかなり難しいと思うが、基本的に各エピソードの作り込みが、脚本だけでなく画的にも雑に感じる。序盤からのライトなコメディもくだらなくて笑えるとかではなく、ただくだらなくて退屈。

 

オムニバス形式で「いぬ」を語るには、そもそも犬の印象がかなり薄い。「いぬ」を巡る周囲の人間たちの物語であって、「いぬ」が主役のパートはまるでない。「うちの子No.1」「CMよ、どこへ行く」「恋するコロ」「犬語」は別に犬が出てくる必要もない話で、別に他の何かだって良い。メインとなる「ポチは待っていた」もわざわざ4パートに分断する必要性も感じないし、部分的に「ハチ公物語(1987)」を思わせる。すべてのエピソードを見て何を感じるかと言うと何も感じないという結論になる。

 

最後のエピソードは、数秒おきに黒字白抜きの字幕を挟むという非常に見づらくて、イライラする演出である。「あのね」の繰り返しには呆れた。そもそも字幕がなかったとしても映像だけで十分に伝えられただろうに。結局最後は犬が死んで、「一緒にいてくれてありがとう。また犬を飼おう」ってなんじゃそりゃ。本当に犬への愛情があるのかと疑ってしまうほど、非常に雑な作り。

「いぬのえいが(2005)」…シリーズ1作目
「犬とあなたの物語 いぬのえいが(2011)」…シリーズ2作目

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