タイトル
アンドリューNDR114(原題:Bicentennial Man)
概要
1999年のアメリカ/ドイツ合作映画
上映時間は132分
あらすじ
そう遠くない未来。妻と2人の娘を持つリチャードは家庭用ロボットを購入し、アンドリューと名付ける。そのアンドリューは楽しむという感情を抱き、徐々に人間になりたいと願うようになる。
スタッフ
監督はクリス・コロンバス
音楽はジェームズ・ホーナー
撮影はフィル・メフュー
キャスト
ロビン・ウィリアムス(アンドリュー)
エンベス・デイヴィッツ(アマンダ/ポーシャ)
サム・ニール(リチャード)
オリヴァー・プラット(ルパート)
ウェンディ・クルーソン(レイチェル)
ブラッドリー・ウィットフォード(ロイド)
感想
クリス・コロンバス監督とロビン・ウィリアムスが「ミセス・ダウト(1993)」「9ヶ月(1995)」以来3度目となるタッグを組んだ作品。1億ドルの予算が組まれたものの、全世界で8,700万ドルと振るわなかった作品。
原作/原題通り200年の時を描いているのだが、丁寧に描いていた前半に対して、中盤以降すぐに何十年という時を飛び越えていくことになるため、観客の感情として付いていけなくなってしまう。そもそもこの邦題ではここまでの内容は想像しがたい。できれば最初の家族との付き合いの段階でアンドリューの人間になりたい願望をすべて描き切ってほしかった。
200年もの時を過ごしていくことになるのに、ロボットも人間もまるで進化すらしておらず、果たして200年という時を飛び越えていく必要があったのかすらわからなくなる。
そうかと思うと、長い間人間と接しているにもかかわらず、「それはまだ知らないの?」ということがかなり後の場面でも出てくる。そう考えると割と丁寧と思った前半部もこのアンドロイドの基本的な部分をもっと示すべきだった。どこまでのことをプログラムされているのか、されていないのか。
最初は人以下の扱いを受けていたアンドリュー。購入したリチャードこそ敬意を払っているように見えるが、そんな彼も最初はアンドリューの居場所を地下の掃除すらしていない汚い場所に留めることにする。悪気も何もなさそうに見えるが、もしかしたらこの映画はかつての黒人のメイドなどを惹起させ、人間扱いされなかったマイノリティが徐々に人間扱いされるようになっていくというアメリカ内の普遍的な問題への言及かと思ったが、どうやらそういう意図はなさそう。もしそのような人種問題などを考えると、それがようやく解決するのに200年もかかるというのは合点がいくのだが。やはりいきなり何年もジャンプすると観客の感情は付いて来ないもの。
ちなみに、本作で音楽を担当したジェームズ・ホーナーと主題歌を担当したセリーヌ・ディオンは「タイタニック(1997)」以来のタッグとなったが、本作の不評を受けてシングルでは発売されないという憂き目にも遭った。あと、結婚式の時に流れる音楽が「ブレイブハート(1995)」のメインメロディに似ていた。
吹替情報
①ソフト版
②日本テレビ版(2003年10月24日「金曜ロードショー」)※ソフト未収録
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