タイトル
ザ・フライ(原題:The Fly)
概要
1986年のアメリカ映画
上映時間は96分
あらすじ
天才科学者のセスは、物体を転送できる装置「テレポッド」の開発に成功するが、生物の転送には成功していなかった。そんなある日、セスは自分を取材しようとしに来たジャーナリストのヴェロニカと知り合うことになる。
スタッフ
監督はデヴィッド・クローネンバーグ
製作総指揮はメル・ブルックス
音楽はハワード・ショア
撮影はマーク・アーウィン
キャスト
ジェフ・ゴールドブラム(セス・ブランドル)
ジーナ・デイヴィス(ヴェロニカ)
ジョン・ゲッツ(ステイシス)
感想
手作りのクリーチャーものとしては映画史に残る気持ち悪さである(もちろん褒めている)。リメイク元の「蝿男の恐怖」が身体的な変化が1回しかなかったのに対し、7~8段階経ているのは心情変化を示す上でも大きな役割を担っていると言える。
その主人公の見た目が変化していくという意味では本作の最初の2カットが見事だった。まず会場を俯瞰で映すカットが数秒入り、その後いきなりジェフ・ゴールドブラム演じるセスのバストショットに切り替わる。ここがどこかホラー映画っぽくてドキッとするのである。そしてこのジェフ・ゴールドブラムの特に顔を捉えたこのショットで観客はジェフ・ゴールドブラムの見た目をしっかり認識できるのである。このシーンがあったからこそ以降の見た目の変化が生きてくるのだ。
強いて言うなら、ヴェロニカがセスに惚れる、好きになる過程はもう少し丁寧に、そして印象的に描いてほしかった。これだけ見た目が変わっても愛は変わらないというには少し弱かった。この点を差し置いても本作は紛れもないSFの名作と言える。
音声解説
①<デヴィッド・クローネンバーグ(監督)>
デヴィッド・クローネンバーグ監督による饒舌で、知的な解説を聞けば、彼の才能、頭の良さに驚かされるだろう。CGを使わずに表現するために工夫した点や本作で取り上げたテーマについて語ってくれる。ただし、彼が以前監督した「デッドゾーン(1983)」のオチについても触れているので、未見の方はご注意を。
関連作品
「蝿男の恐怖(1958)」…シリーズ1作目
「蝿男の逆襲(1959)」…シリーズ2作目
「蝿男の呪い(1965)」…シリーズ3作目
「ザ・フライ(1986)」…シリーズ1作目のリメイク
「ザ・フライ2 二世誕生(1989)」…上記作品の続編
吹替情報
①フジテレビ版(1988年11月5日「ゴールデン洋画劇場」※ノーカット)
※DVDやBlu-rayに収録されているが、初期に発売されたDVDには収録されていない。
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