【作品#0188】ミッション:インポッシブル2(2000)

2000年代

ミッション:インポッシブル2(原題:Mission: Impossible 2)

2000年のアメリカ/ドイツ合作映画
上映時間は123分

イーサン・ハントは、強奪されたウイルスと治療薬を奪還するミッションを与えられ、強奪した男の元恋人のもとへ潜入することになる。

監督はジョン・ウー
音楽はハンス・ジマー
撮影はジェフリー・L・キンボール

トム・クルーズ(イーサン・ハント)
ダグレイ・スコット(ショーン・アンブローズ)
タンディ・ニュートン(ナイア)
ヴィング・レイムス(ルーサー)
ブレンダン・グリーソン(マクロイ)
アンソニー・ホプキンス(スワンベック)※ノンクレジット

同年の興行収ランキング1位を記録したヒット作。当初は前作のブライアン・デ・パルマに監督してもらう予定だったが、「ミッション・トゥ・マーズ(2000)」を監督することを選び、ジョン・ウー監督に白羽の矢が立った。マスクで別人に成りすます場面が多数あるが、顔を入れ替える映画「フェイス/オフ(1997)」を撮った彼にオファーすべきではなかったかもしれない(ラストが海辺での戦いというのも一緒だ)。

 

悪役の元恋人とイーサン・ハントが恋仲になる時点で失敗だと感じる。泥棒をしていた女が恋仲になったイーサンのために命を投げ出す覚悟があるとは思えないし(トム・クルーズだったらしょうがないか!?)、イーサンが惚れる理由もよく分からない。そもそもジョン・ウー監督にロマンスは描けないし、この脚本なら誰が監督しても破綻していたと思う。

 

ちなみに、元恋人のもとへ女性をスパイとして潜り込ませること、それを主人公が拒否するも認められないこと、競馬場で密会する場面などはアルフレッド・ヒッチコック監督の「汚名(1946)」へのオマージュ(パクリ!?)だろう。

 

アクションに関しては印象的なものもいくつかあるのは事実だが、宙返りしてかかと落としなどはどう考えてもやり過ぎで、ヒロインの命がかかる設定の映画にしては軽い。顔マスクで別人に成りすますのも滑稽で、やり出したらキリがないだろう。

 

前作に比べれば「陰」から「陽」にはなっているが、設定の時点で破綻しており、スパイものとしてもロマンスとしても中途半端。ジョン・ウー監督作品としても、「ミッション:インポッシブル」シリーズとしても間違いなく失敗作。

①<ジョン・ウー(監督)>

ジョン・ウー監督による単独の音声解説。トム・クルーズがいかに自身でアクションに取り組もうとしたのかは分かる(クライミングシーンは怖くて見られなかったそうだ)。本作はロマンス映画で、特にアクションシーンのリズムは音楽を奏でるように演出しているのだとか。ミュージカル映画も撮れると豪語していたが、ロマンス映画なら無理でしょう。余程本作が好きでなければ別に聞かなくても良いだろう。

「ミッション:インポッシブル」…シリーズ1作目
「M:I-2(2000)」…シリーズ2作目
「M:i:Ⅲ(2006)」…シリーズ3作目
「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011)」…シリーズ4作目
「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(2015)」…シリーズ5作目
「ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018)」…シリーズ6作目
「ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE(2023)」…シリーズ7作目
「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025)」…シリーズ8作目

①ソフト版
②テレビ朝日版(2006年7月2日「日曜洋画劇場」※ノーカット)※ソフト未収録

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