タイトル
ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(原題:Jack Reacher: Never Go Back)
概要
2016年のアメリカ映画
上映時間は118分
あらすじ
ジャック・リーチャーの元同僚ターナー少佐が反逆罪で逮捕され、その真相を追っていると殺人事件の容疑者として自身も逮捕されてしまい…。
スタッフ
監督はエドワード・ズウィック
製作はトム・クルーズ/クリストファー・マッカリー
音楽はヘンリー・ジャックマン
撮影はオリヴァー・ウッド
キャスト
トム・クルーズ(ジャック・リーチャー)
コビー・スマルダーズ(スーザン・ターナー)
ダニカ・ヤロシュ(サマンサ)
オルティズ・ホッジ(エスピン)
感想
トム・クルーズがジャック・リーチャーを演じた「アウトロー(2012)」の続編。ただ、トム・クルーズがジャック・リーチャーを演じるのは最後であると、原作者のリー・チャイルドが発表したことで、トム・クルーズによる「ジャック・リーチャー」シリーズ2作目にして最後となった作品。エドワード・ズウィック監督とトム・クルーズは「ラスト サムライ(2003)」以来のタッグとなった。
前作に見られた、ジャック・リーチャーが浮世離れしていることで生じるギャップやオフビートな笑いは本作ではほとんど見られない。シリーズ2作目にして、主人公に実は年頃の娘がいるという設定になっているからであろう。本作はその設定を活かし、娘かどうか疑わしいが、父親譲りの才能を持っていることが分かり、時に父親以上の能力を発揮することで前作までのコメディ部分をある程度補っていように思う(ただ、迂闊にもクレジットカードを使うところはいただけない)。
また、前作の日本語タイトルが「アウトロー」とあり、ジャック・リーチャーは世間と距離を置いた生活をしていたのだが、ターナー少佐には自分から電話して食事にまで誘うなど、どう考えても前作と同じ人物には見えない感じが序盤からしてしまう。ここは前作同様、自分から乗り込むというより仕方なく協力するという設定にすべきだった。
メインの物語の大筋としては、ターナー少佐がハメられて逮捕され、その真相を明かすという物語である。そしてその黒幕となる将軍が逮捕された時点で物語は終わっているのだが、その将軍に雇われた殺し屋はジャック・リーチャーをやっつける気満々でいるものだから、殺し屋との対決が最後に行われることになる。この殺し屋は雇い主が捕まったというのにプライドだけでジャック・リーチャーと戦おうとするのもアホらしい。案の定殺されるし、そのラストの戦いも結構地味だった。
それから、ジャック・リーチャーが浮き世離れして、男尊女卑の考え方まで昔のままであるというところも気にかかる。特にターナー少佐が真相を突き詰めて空港で飛行機の荷を調べる場面。空のはずが武器が入っており、彼女が間違っていたと思われる場面。そこへリーチャーがその武器の中を調べると薬が密輸されていたことが分かる。ここは主人公が優れていたことを示す場面になっているという意図はわかるが、まるで女性はダメだと言っているようにも見えてしまい、あまりいい気分はしない。別に彼女が発見するでも良かったのではないだろうか。
そして、ジャック・リーチャーの娘サマンサを演じたのはダニカ・ヤロシュ。「可愛くない」とか言ったネットの不評はあるが、好印象だった。特に空港からのバスで、リーチャーから娘かもしれないと言う話をした時の笑い方、笑い声、タイミングは最高だった。そして、エンディングのトムの笑顔も最高だった。
原作も多く出ているし、いくらでもオリジナルで続編も作れたと思うが、2作目にして「実は娘が…」なんて展開の続編を作ったんだから、トム・クルーズとしてもこの2作目が最後という考えだったのだろう。
関連作品
「アウトロー(2012)」…シリーズ1作目
「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016)」…シリーズ2作目
吹替情報
①ソフト版
音声配信
Spotifyはこちら
Apple Podcastはこちら
Amazon Musicはこちら
YouTubeはこちら
予告編
取り上げた作品の一覧はこちら


コメント