タイトル
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明(原題:黄飛鴻/英題:Once Upon a Time in China)
概要
1991年の香港映画
上映時間は134分
あらすじ
西洋文化が入り始めた清朝末期では、イギリス人が治外法権を盾に中国人を海外へ売り飛ばそうとしていた。その騒ぎに叔母のイーが巻き込まれたことでウォンは立ち上がる。
スタッフ
監督はツイ・ハーク
音楽はジェームズ・ウォン/ジョージ・ラム
撮影はアーディ・ラム
キャスト
ジェット・リー(ウォン・フェイフォン)
ユン・ピョウ(リャン・フー)
ロザムンド・クワン(イー・サンイエ)
感想
実在した武術家であるウォン・フェイフォンを主人公にしたフィクション。後にシリーズ化され、外伝やテレビシリーズなど多くの派生作品を生み出すことになる人気シリーズの記念すべき第1作。当初はジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウのトリオ主演で企画されたが頓挫して、その中からユン・ピョウだけが残ったようだ。ちなみにジャッキー・チェンは「酔拳(1978)」でウォン・フェイフォンを演じている。
本作の見どころは何と言ってもジェット・リー(当時はリー・リンチェイ名義)のカンフーだろう。当時20代後半のジェット・リーによる軽やかでかつスピード感あふれるカンフーはジャッキー・チェンのそれとはまた違った魅力がある。本作にはこれでもかとアクションシーンが盛り込まれ、それを楽しむには申し分ない作品と言える。
ただ、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー(1987)」をプロデュースしたツイ・ハークだけあって、かなりワイヤーアクションが取り入れられているのは気にかかるる。本作の描く割とシリアスな内容を考えると、ワイヤーアクションは封印しても良かったんじゃないかと思う。実際、ワイヤーアクション以外のアクションも成立している訳だし。とはいえ、特にラストにかけてのつるべ打ちのアクションは見応え十分でお腹いっぱいである。
また、「男たちの挽歌(1986)」もプロデュースしたツイ・ハークだけあって、終盤にイム師匠が撃たれる場面は、「男たちの挽歌(1986)」でチョウ・ユンファ演じるマークがラストで撃たれる場面とそっくりである。
アクションがやや多すぎると思うが、カンフーアクションとしては申し分ない出来である。ワイヤーアクションを廃して、もう少しドラマを描けていれば傑作になりえたと思う。
関連作品
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明(1991)」…シリーズ第1作
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱(1992)」…シリーズ第2作
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地争覇(1992)」…シリーズ第3作
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナⅣ/天地覇王(1993)」…シリーズ第4作
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナⅤ/天地撃攘(1994)」…シリーズ第5作
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ/天地風雲(1997)」…シリーズ第6作
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキー(1993)」…主人公の少年期を描いた外伝
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