タイトル
ボーダーライン(原題:Sicario)
概要
2015年のアメリカ映画
上映時間は121分
あらすじ
FBI捜査官として活躍するケイトは、麻薬カルテル撲滅のための作戦チームリーダーのマットに引き抜かれる。アメリカ内での捜査網を広げるためだと聞いていたのに、ケイトはいきなりメキシコに連れて来られ、マットや作戦に同行する謎の男アレハンドロらによって振り回されることになる。
スタッフ
監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本はテイラー・シェリダン
音楽はヨハン・ヨハンソン
撮影はロジャー・ディーキンス
キャスト
エミリー・ブラント(ケイト)
ベニチオ・デル・トロ(アレハンドロ)
ジョシュ・ブローリン(マット)
ダニエル・カルーヤ(レジー)
ヴィクター・ガーヴァー(デイヴ)
ジョン・バーンサル(テッド)
感想
ある程度のベタな表現が織り込まれるからこそ、終盤の意外な展開がより際立つ作品。観客はケイト目線で映画を追うことになるが、ケイトは作戦に同行するも常に蚊帳の外状態。そして映画の終盤、実はアレハンドロの個人的な復讐のための陽動作戦に参加させられていることを知り、ケイト主観の映画からアレハンドロ主観の映画へと転換する。
このアレハンドロは決して主人公と言えるような登場の仕方ではなかった。ケイトがエル・パソへ向かう飛行機に乗ろうとするとその飛行機の横にちらっと映るのがアレハンドロのファーストショットであった。まるでそこにいたから映ったような、でも計算された確実に分かる場面。
本作の一番の見せ場とも言えるのは国境付近での緊迫した場面。エル・パソに到着した時の作戦会議で、国境付近が危ないことやメキシコの警官は買収されている可能性があることは事前に知らされていた。案の定、渋滞に巻き込まれて、銃を持った男たちが車内から銃をちらつかせている。そして銃撃戦となり、買収されたであろうメキシコの警官がケイトに銃を向けてくる。お知らせ通りの展開なのだが、ここまで緊張感を保った演出ができるのはさすが。
ここまで主人公がコテンパンにされたままで終わる映画も珍しい。アレハンドロから生きるべき場所を教えてもらえただけ良かったか。後に40代で亡くなるヨハン・ヨハンソンのサントラもおすすめ。
関連作品
「ボーダーライン(2015)」
「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018)」…スピンオフ
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