【作品#0172】マトリックス レボリューションズ(2003)

2000年代

マトリックス レボリューションズ(原題:The Matrix Revolutions)

2003年のアメリカ映画
上映時間は129分

意識不明のネオは、プラグが刺さっていないのに、マトリックス侵入時の脳波を示していた。ネオはマトリックスとソースの境界から抜け出せなくなっており、モーフィアスとトリニティは彼を救うべくアーキテクトに会いに行く。

監督/脚本はウォシャウスキー兄弟
音楽はドン・デイヴィス
撮影はビル・ポープ

キアヌ・リーヴス(ネオ)
ローレンス・フィッシュバーン(モーフィアス)
キャリー=アン・モス(トリニティ)
ヒューゴ・ウィービング(エージェント・スミス)
ジェイダ・ピンケット・スミス(ナイオビ)
メアリー・アリス(オラクル)
ハロルド・ペリノー(リンク)
モニカ・ベルッチ(パーセフォニー)
ランベール・ウィルソン(メロヴィンジアン)
ノーナ・ゲイ(ジー)
コリン・チョウ(セラフ)

前作「マトリックス リローデッド(2003)」の半年後に公開された、続編のPART2とも言える、旧3部作の最終作。シリーズの続編を2作品同年中に公開した異例の作品。前作に比べると売上は大きく落としたが、それでも世界中で4億2,000万ドルを売り上げた。預言者オラクルを演じていたグロリア・フォスターが亡くなったことでメアリー・アリスが引き継いでいる。

 

前作「マトリックス リローデッド(2003)」でも感じたが、やはり説明的な展開が多い。情報を追って、それを落とし込む作業が結構大変な作品である。

 

あと、1作目から感じていたが、ネオとトリニティの関係がもっと描かれるべきだったと感じる。彼らの愛の物語にしては3部作通じていまいちな印象である。また、ザイオン内での話が多すぎるし、ベインとかいう前作から登場したキャラクターの話も重要なキャラでそこそこの尺をとって描いているのに印象が薄い。

 

ラストは取引通り、機械たちはザイオンから立ち去り、平和が訪れることになるが、それって本当か。戦争終結ではなく休戦である可能性はないだろうか。前作でアーキテクトが説明した話は果たして本当か。それを包含するもっと大きな世界が存在する可能性もあるのではないか。結局、設定に設定を付け加えて何でもありの世界になったことで、説明されていることすら本当かどうか疑ってしまう。

①<コーネル・ウェスト(哲学者)/ケン・ウィルバー(哲学者)>

2作目の時にも言っていたが、「本作はシリーズ3作品で1つの作品である」と訴えている。それぞれのシーンでの解釈について詳細に語ってくれる。本作に対して否定的な考えの人にもぜひ聞いてほしい。

 

②<トッド・マッカーシー(映画評論家)/ジョン・パワーズ(映画評論家)/デヴィッド・トムソン(映画評論家)>

2作目でも厳しい意見を述べていたが、本作については2作目の時以上に酷評している。「主人公がここまで放ったらかしになる映画はない」とか「このシーンはいらない」とか「再構成したらもっとましな映画になる」とか言いたい放題である。最後にちょっと褒める一幕もあるが、基本酷評なので、好きな人は聞かない方が良いかもしれない。ただ、3作品通じて、上記の哲学者による音声解説と聞き比べるとそれはそれで面白い。監督直々のご指名で音声解説をしてここまで酷評しているのだから、ある程度の好感は持てる。

「マトリックス (1999)」…シリーズ1作目
「マトリックス リローデッド(2003)」…シリーズ2作目
「マトリックス レボリューションズ(2003)」…シリーズ3作目
「マトリックス レザレクションズ(2021)」…シリーズ4作目
「アニマトリックス(2003)」…本シリーズをモチーフにしたオムニバスアニメ

①劇場公開版
②フジテレビ版(2007年2月3日「土曜プレミアム」)
※2015年2月21日にWOWOWにてフジテレビ版でカットされた部分を追加録音した「吹替補完版」を放送
※2018年11月7日発売の4K Ultra HD Blu-rayに劇場公開版と上述の「吹替補完版」の2種類の日本語吹替を収録

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