タイトル
悪い奴ほどよく眠る
概要
1960年の日本映画
上映時間は150分
あらすじ
土地開発公団の副総裁岩淵の秘書である西と、岩淵の娘である佳子の結婚式が行われていた。運ばれてきた公団のビルの形をしたウェディングケーキには、5年前に公団の課長補佐が飛び降り自殺した7階の位置にバラの花が刺さっていた。それを見た公団関係者は驚きを隠せない。
スタッフ
監督は黒澤明
音楽は佐藤勝
撮影は逢沢譲
キャスト
三船敏郎(西)
森雅之(岩淵副総裁)
香川京子(佳子)
三橋達也(辰夫)
志村喬(守山)
西村晃(白井)
加藤武(板倉)
感想
1958年に東宝との契約が切れた黒澤明が東宝との折半で1959年に設立した「黒澤プロダクション」の第1弾。
眼鏡にオールバックでキスシーンも演じた三船だが、黒澤映画の三船としてはかなり珍しい設定と言える。
ラストで岩淵副総裁が電話している場面で映画は終わるが、ここで電話の相手の顔も出てこなければ、声も聞こえない。この岩淵だって「副」総裁なので、彼にはさらに上の人物がいるのだ。本当に悪い奴は事情も知らないからぐっすり眠れるのだろう。西という一個人がどれだけ頑張ったって国には勝てない。
どれだけ相手に本気になれるかもテーマの本作。その限界にチャレンジする如く突き進む西の行動が映画を引っ張り、150分という長尺も飽きさせない。音楽の対比も効果的で、加藤武、西村晃の演技も印象に残った。
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