【作品#0500】愛と青春の旅だち(1982)

1980年代

愛と青春の旅だち(原題:An Officer and a Gentleman)

1982年のアメリカ映画
上映時間は124分

母親が自殺した13歳の時に、かつて母親を捨てた父親のバイロンに引き取られたザックは、水兵だった父親の勤務地を転々とする生活を送っていた。大学を卒業したザックは父親から離れ、シアトルのレーニエ航空士官候補生学校に入学する。

監督はテイラー・ハックフォード
音楽はジャック・ニッチェ
撮影はドナルド・ソーリン

リチャード・ギア(ザック・メイヨ)
デヴラ・ウィンガー(ポーラ・ポクリフキ)
ルイス・ゴセット・ジュニア(フォーリー)
デヴィッド・キース(シド・ウォーリー)
ロバート・ロジア(バイロン・メイヨ)

アカデミー賞では助演男優賞と歌曲賞の2部門を受賞。後の「トップガン(1986)」に影響を与えたことは言わずもがな。

 

「愛と~」や「愛の~」といった邦題が量産された時期の1本。確かにラブストーリーで着地しているが、原題は「An officer and a Gentleman」となっており、直訳すれば「士官と紳士」である。ちなみに「旅立ち」ではなく「旅だち」となっており、「だち」がなぜひらがな表記なのかは私の中でずっと謎のままである。

 

フォーリーの仕事は将校になれない人材を排除していくことである。ザックはフォーリーに嘘をついていたことで将校になれる人材ではないとしてDOAを勧める。みんなの前で罰を課し、徹底的にしごくことでDOAを引き出そうとするが、ザックは「僕にはここしか居場所がない」として意地でもDOAを言い出すことはない。

 

ザックは母親を亡くしてから初めて海外で勤務する海兵の父親に出会うが、その父親はアルコール依存症で女にだらしない男である。そんな父親と同じ道を歩んでしまい、それと同時に父親を乗り越えたいのだろう。ただ、この部分をベースにしたドラマとしてはちょっと弱い。

 

作品として目指したところはもっと高かったとは思うが、如何せんやや安易なロマンスとして着地してしまったところが本作の弱いところ。

①<テイラー・ハックフォード(監督)>

監督のテイラー・ハックフォードによる単独の音声解説。海軍の協力がなかなか得られなかった話、リチャード・ギアに一皮むけてもらおうと嗾けた話、キャストの事故への対応の話、登場人物の心情、検閲をクリアするためにした工夫などについて語ってくれる。

①フジテレビ版(1986年1月11日「ゴールデン洋画劇場」)※ソフト未収録
②VOD版※ソフト未収録

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