【作品#0043】12モンキーズ(1995)

1990年代

12モンキーズ(原題:Twelve Monkeys)

1995年のアメリカ映画
上映時間は130分

2035年、ウイルスによって大半の人類が死滅して地下で暮らすことになった人類は、ウイルスの情報を探るべくジェームズ・コールを過去に送り込む。

監督はテリー・ギリアム
音楽はポール・バックマスター
撮影はロジャー・プラット

ブルース・ウィリス(ジェームズ・コール)
マデリーン・ストウ(キャサリン・ライリー)
ブラッド・ピット(ジェフリー・ゴインズ)
クリストファー・プラマー(ドクター・ゴインズ)
デヴィッド・モース(ピータース博士)

クリス・マイケルの短編映画「ラ・ジュテ(1962)」を原案にしたSF映画。ジェフリーを演じたブラッド・ピットは本作の演技でゴールデン・グローブの助演男優賞を受賞した。

 

初見時はタイトルをフリにしたオチに驚かされたものだ。それでもどう考えたってピータース博士が怪しい。

 

本作のタイムトラベルの考えは、たとえ過去に戻って何かをしたとしても、それが別の未来を作っていくというものではない。主人公が「すべて過去なんだ」と語る言葉が示すように、何をしたってウイルスがばら撒かれる未来自体は変えられない。結局、任務を完了できずに主人公が死んでしまうあたり、テリー・ギリアムらしさを感じる。

 

未来と現代のプロダクションデザイン、ポール・バックマスターの不気味な音楽が彼の世界観形成に大きく寄与した。定期的に見たくなる中毒性のある一本。

①<テリー・ギリアム(監督)/チャールズ・ローヴェン(製作)>

上記2名による対話形式の音声解説。作家性が強いと言われるテリー・ギリアム監督が周囲との協力を得ながら本作を作り上げていった話は興味深い。主要キャストの撮影前から撮影中までの話、試写での反応による変更、監督とプロデューサーでラストの解釈が異なる話、また現代的な映画作りへの考えや、表記を巡って協会と揉めた話、ヒッチコック映画との関連など聞き応えのある話が大変多い。エンドクレジットが終わるまで話し続けてくれるのも好印象で、おそらく本編が終わってからも話し続けていたんじゃないかと察する。本作を鑑賞したならぜひ聞いてほしい音声解説。

「ラ・ジュテ(1962)」…クリス・マイケルが監督した1962年のフランス映画。
「めまい(1958)」…1958年のアメリカ映画。アルフレッド・ヒッチコックが監督し、ジェームズ・スチュワート、キム・ノヴァクらが出演したサスペンス映画。本作中、主人公が映画館でこの映画を鑑賞するシーンがある。
「鳥(1962)」…1963年のアメリカ映画。アルフレッド・ヒッチコック監督、ティッピー・ヘドレンらが出演したサスペンス映画。本作中、主人公が映画館でこの映画を鑑賞するシーンがある。
「12モンキーズ(2015~2018)」…本作を元にしたテレビシリーズ。4シーズン、47話が製作された。

①ソフト版
②フジテレビ版(2000年7月15日「ゴールデン洋画劇場」)※ソフト未収録

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