【作品#0079】略奪愛(1991)

1990年代

略奪愛

1991年の日本映画
上映時間は94分

田舎を飛び出した妙子は、高校時代の先輩である由美を頼って上京し、彼女の勤めるデザイン事務所で働くことになる。その事務所には由美の婚約相手の康夫も働いており、妙子は康夫と関係を持つことになる。

監督は梶間俊一
撮影は木村大作
音楽は佐久間正英

黒木瞳(妙子)
古尾谷雅人(康夫)
萬田久子(由美)
尾美としのり(山口)
小川真由美(妙子の母)
梅宮辰夫(由美の父)

本作は何がやりたかったのか。おそらく日本版「危険な情事(1987)」だろう。黒木瞳はそれっぽい魅力があったものの、古尾谷雅人はデザイナーっぽく見えないし、萬田久子はギャアギャア騒いでいるだけだった。

 

脚本も演出も映画としては杜撰と言えるが、尾美としのり演じる山口という謎キャラクターはどうしても忘れられない。妙子が会社の電話から康夫に脅迫電話をかける場面を目撃した山口は、マークシート式の大学受験で鉛筆を転がして大学に合格した謎のエピソードを話し始める。この山口の謎の行動で、妙子はしばらく姿をくらますことになる。一体こいつは何なんだ?

 

由美を殺した妙子のところへ康夫と山口(なぜお前がいる?)が帰ってきて映画はエンディングを迎える。そのクレジットで主演した黒木瞳の歌う「それでいいのね」が流れる。いやいや、全然良くないよ。歌も微妙だし。悪女を演じてきた小川真由美を主人公の母に配置したり、実生活で実業家としての顔を持つ梅宮辰夫をキャスティングしたりと本筋と関係ないところはそこそこ楽しめた。はっきり言って駄作だが、ケチをつけながら見るにはなかなかの作品。

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