タイトル
二階の他人
概要
1961年の日本映画
上映時間は56分
あらすじ
とある若夫婦が念願のマイホームを購入した。ローン返済のため、子供もいない彼らは使っていない二階の部屋を下宿にして、ある夫婦に貸すことになるが、家賃の滞納が続いていく。
スタッフ
監督は山田洋次
脚本は山田洋次/野村芳太郎
キャスト
小坂一也(葉室正巳)
葵京子(葉室明子)
高橋とよ(とみ)
穂積隆信(主人公の兄)
平尾昌晃(久雄)
須賀不二夫(主人公の上司)
感想
山田洋次監督のデビュー作にして後の代表的な作品の原型を感じる作品でもあった。後の「男はつらいよ」シリーズや「家族(1970)」などの中に描かれたエッセンスが本作にも十分に詰まっている。
また、当時山田洋次が評価していなかった先輩監督の小津安二郎の要素も結果的にかもしれないが大いに感じられる。高橋とよのキャスティング、転がり込んできた親の面倒をどうするかなどまさに「東京物語」を連想させる。後に小津安二郎監督を評価し、「東京物語(1953)」のリメイク「東京家族(2013)」まで作るくらいだから、どこかに意識はあったのかもしれない。
1時間以内の短い作品で、数ある松竹人情映画の1つかもしれないが、山田洋次監督の原点を知る意味では一見の価値はある。
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