【作品#0053】仁義なき戦い(1973)

1970年代

仁義なき戦い

1973年の日本映画
上映時間は99分

第二次世界大戦後の広島県呉市。戦場から帰還した広能昌三は、山守組の縄張りで友人を怪我させた男を射殺して刑務所に入ることになるが、口を割らなかったことを気に入った山守組の組長の計らいで釈放される。また、獄中で知り合った土居組の若頭の若杉と兄弟盃を交わしたが、間もなく山守組と土居組は対立することになる。

監督は深作欣二
脚本は笠原和夫
音楽は津島利章
撮影は吉田貞次

菅原文太(広能昌三)
金子信雄(山守組組長・山守義雄)
梅宮辰夫(土居組若頭・若杉寛)
松方弘樹(山守組・坂井鉄也)
田中邦衛(山守組・槇原政吉)
名和宏(土居組組長・土居清)
内田朝雄(大久保憲一)

ヤクザ映画の最高峰。他国の兵士と戦って帰ってきた若者たちが、大人たちによって抗争という名の同士討ちに加担させられる。主人公を演じた菅原文太は当時すでに40手前だったが、金子信雄演じる組長らの仁義のない戦いに翻弄されながらも、仁義を通そうとする若者を好演。スマートな見た目に、はっきりとそしてすっとした顔、そして迫力のある声が見事なキャラに仕立て上げた。

 

死に急ぐ若者を追いかけるようにスピード感に溢れ、一度の鑑賞では消化しきれないものの個性豊かなキャラクターが作品を彩る。時にカメラはダイナミックに動き回り、津島利章のパンチの利いたメインテーマがこの上なくマッチしている。

 

時に泣いたりビビったりするヤクザがいるからこそ、広能の土居組組長襲撃シーンの不慣れだが確実にやってやるという本気が伝わって来る。定期的に見返したくなる1本。

「仁義なき戦い(1973)」…シリーズ1作目
「仁義なき戦い 広島死闘篇(1973)」…シリーズ2作目
「仁義なき戦い 代理戦争(1973)」…シリーズ3作目
「仁義なき戦い 頂上作戦(1974)」…シリーズ4作目
「仁義なき戦い 完結篇(1974)」…シリーズ5作目
「仁義なき戦い 総集篇(1980)」…1作目から4作目までの総集篇
「新仁義なき戦い(1974)」…新シリーズ1作目
「新仁義なき戦い 組長の首(1975)」…新シリーズ2作目
「新仁義なき戦い 組長最後の日(1976)」…新シリーズ3作目
「北陸代理戦争(1977)」…当初新シリーズ4作目として検討された作品
「その後の仁義なき戦い(1979)」…番外編
「新・仁義なき戦い。(2000)」…シリーズ1作目のリメイク

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