タイトル
何がジェーンに起ったか(原題:What Ever Happened to Baby Jane?)
概要
1962年のアメリカ映画
上映時間は134分
あらすじ
幼少時代は妹のジェーンが舞台で子役として活躍し家族を養っていた。大人になってからは姉のブランチが女優として活躍し、幼少時代の恩返しのために落ち目になったジェーンを庇っていた。そんなある日、自動車事故が原因でブランチは車いす生活を余儀なくされ、年老いてからも妹のジェーンがブランチの世話をしていたが…。
スタッフ
監督はロバート・アルドリッチ
音楽はフランク・デ・ヴォール
撮影はアーネスト・ホーラー
キャスト
ジョーン・クロフォード(ブランチ)
ベティ・デイヴィス(ジェーン)
ヴィクター・ブノオ(エドウィン・フラッグ)
感想
実生活で関係の良くなかったジョーン・クロフォードとベティ・デイヴィスを不仲の姉妹役に起用し、後のアカデミー賞でのエピソードも含めて強烈なインパクトを残した本作。スリリングな展開、ベティ・デイヴィスの白塗りメイクと彼女たちのやり取りを見ているだけでも十分楽しめる。
本作の一番の驚きは何と言ってもラスト。自動車事故を起こしたのはジェーンではなくブランチだっという事実が分かる場面。観客はてっきりジェーンが事故を起こした後ろめたさからブランチの面倒を見ているものだと思っていた。冒頭の事故の場面では誰が運転していたかなどはっきりとは描写していない。これはおそらく1930年ごろから1960年代後半まで導入されていたヘイズコードという自主規制の影響もあるだろう。ヘイズコードでは暴力的な描写を規制していたため、たとえ事故の場面でも直接的に描くことはなかった。だから冒頭の事故の場面で轢かれる対象が映っていなくても不自然ではなく、本当に誰も轢かれていなかったというところが実にうまい。さらにブランチがジェーンに事故の話をしようとすると、子供じみたジェーンがその話をしようとしないところも違和感がない。「演じる」世界での成功を忘れられない彼女が、受け入れたくない現実を知り、「演じる」ことで現実逃避するラストシーンは名シーン。
エドウィンのエピソードがやや浮いているが、ジェーンのキャラを引き立たせる役割は果たした。ラストを知ったとしても楽しめる名作。
吹替情報
①テレビ朝日版(1968年7月28日「日曜洋画劇場」)※ソフト未収録
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